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竹の大作をいける(インパクトドリル・ノコギリ・番線)(動画)

更新日:

12月30日、レストランの営業が
もうお休みになっている年末に
竹の大作をいけこみにいきました。

植木屋さんがレストランの
ガーデンの木を剪定していたり、
レストランオーナーは
お休みの時もいろいろと
忙しそうです。

レストランは毎年太い大きな竹を
新年の飾りとして立てていらして、
今年はそこにいけばなの竹大作を
プラスさせて
いただくことになったのです。

その太い竹は毎年、慣れた男性により、
天井の梁にしっかりと縛られて
早くも存在感を放ちます。

さて、いけばなの先生である私は
どんな風にその竹を
生かしながら作っていこうかと
前から設計図を作って考えていました。

この考える時間というのは
結構ワクワクして好きなのです。

さて、その設計図は

右上側のテーブルの上に
置いてあるのがそうです。

毎年恒例になっている太い竹は
すぐに取り付けられました。

そして、もうひとりのいけばな仲間と
一緒にいけこみスタートです。

竹の作品は何度かいけていますので、
熟練とはいいませんが
仲間と一緒ですと何とかなります。
何しろ、力仕事ですのでね。
一人ではできません。

前の社中展では

第11回花と器展

県南地区展にて

竹はよく使っています。
ここ2,3年は。

道具も一通りそろっています。
竹を立ち上げるときには
番線(建築現場でつかわれる
太いワイヤー)で留めます。

番線を通すための穴を空ける
インパクトドリルが必要です。
慣れるまではなかなか思うように
扱えませんでした。

いけばなの先生は
工具が使えないと大きな
作品ができませんので、
歳とか関係なく、竹を運んだり
ドリルを回したり、
のこぎりをひいたりするのです。

小品のいけばなでも大作でも、
無心になってつくりあげることは
楽しいので、道具がハサミから
ノコギリやインパクトに
変わっただけなのです。

そして、着色もよくします。

割り竹の着色(赤い色)

このような着色用塗料は
いろいろな色を持っています。
今回はお正月ですので赤色です。

竹が少し乾いて色が落ちてきていますので
着色が必要でした。
後にビロウヤシも着色しました。

レストランの玄関を開けたところです。

横から撮った図です。

大きな空間の中央ですので、
後ろに壁がありません。

これはなかなか難しい~。
どこからも見られるからです。

前から後ろから横から見られても
いいようにしないと
いけないのです。

写真も撮りにくいですね。
線が飛んでしまう~。

お客様が通るところでもあるので、
あまり張っていけては
ぶつかってしまうので、
そこも意識して、完成です。

レストランのオーナーにお昼ご飯を
ごちそうになりながら、何だか
作品のできに、すっきりしません。

もう少し賑やかな感じにしたかった~と
帰りの車の中で、ふつふつと思い、

前に取り置きしておいた
晒しビロウヤシを思い出し、
早速
赤色に着色しました。

解決策がでると行動は早いのです。

やはり、よかったです。
かろうじて去年のうちに紅白のビロウヤシを
追加できました。

やはり、こうでないとね。
と肩の荷が下りたような感じになり、
帰りの車の中で
鼻歌が出ていました。

1月4日(金)がレストランの始まりの日です。
お客さんの反応が楽しみです。

なお、2分ほどの動画を作りましたので
ご覧ください。私の(YouTube)

やはりいけばなは楽しいです。

 

 

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