お花をいけたり
教えたりするには、
切っても切れない
お花屋さんとの関係が
あります。
当然のことなのですが、
この関係がスムーズに
行かないと思うように
捗らなくなります。
何曜日に買いに行き
どのくらいの量を買うのか
お花屋さんが把握して
いて、なんだったら、
私の好み、(流派の好み)を
よくわかっていて
仕入れてくれていたり、
そんな感じのことを
何年もやっています。
残念なことに2年ほど前に
ずっと購入していた
お花屋さんが閉じてしまったので
私もそこは一からだったので、
悲しい思いをしましたが
何とか、今のお花屋さんにも
よくしてもらっています。
いくらIT化が進んでも
こんな関係はなかなか
できないでしょう。
花束や、アレンジメントだけの
お花屋さんだと枝物や
変わったお花が仕入れられて
いません。
(たぶん、その方が
多いかもしれません。)
突然入ったお花屋さんで
いけばなの材料を探しても
ないこともあるわけです。
とうことで、私の通っている
お花屋さんには他の流派の
先生もたくさん買いに
来ています。
そこが、花展の情報の場のように
なっていたりするのです。
2,3か月も買い続けると
好みもわかってもらえるようです。
こうして、意思の疎通が
うまくはかれないと
好きなものを思うようには
なかなか買えないのかも
しれません。
お花屋さんは少し
特別なお店かもしれません。
そんな花屋さんで、
私はどんな風に買い物を
いているのでしょう。
たとえば、美容室に頼まれて
いけているお花を買う時も
まず、予算があります。
それを頭に置きながら
例えば好みのお花が
入荷されていたら
それを中心に他のものを
考えます。
今日はアンセリウムの
いろいろな色が入荷されて
いましたので、
まず、それを6本選びます。
高さもほしいので、
背の高い枝ものを選びます。
いく種類かありますが、
アンセリウムが高そうでしたので
桜とかは無理です。
きばでまりにしました。
枝に付いている葉もまだ
小さいので、アンセリウムと
かぶさってしまわないと
思われたので好条件です。
そして、あとは、足元の
葉ものと色が少し寂しい気が
しましたので、ヒペリカムを
加えて、How much?
と聞きます。
予算より若干少なかったので、
ヒペリカムを増やして終了です。
このほかに飾る美容室の
内装の色などを思い浮かべながら、
心地よい色になるかどうか
考えています。
そして、なにより、私らしいと
いうところをしっかりと
表現できる花材を
一つは入れておきます。
今回はきばでまりは
ごつごつした枝ものですが
その木の肌が春らしくて
好きなのとカーブを
つくることもできるので
ごつごつの力強さと
やさしいカーブが作れそうと
思うのでした。
水曜日にいけますので、
できた作品をこちらで
ご披露します。
私にとってお花屋さんはなくては
ならないものです。
なかなか、買い方の難しい
ところもありますが、
だいたい優しい店主さんだったり
します。
(この写真の花材は美容室に
いられました。こちら
いけばな花材に関しては、
いけばなの先生が購入している
ようなお花屋さんでないと難しいので、
いい花屋さんを探してみてください。
今日は生徒さんにお花屋さんの
選び方を聞かれましたので
ちょっと思い出して
書きました。
お花屋さんに関しては
まだまだ、いろいろなお話が
あります。
また、いつか書きます。