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冬の桜をいける(啓翁桜)

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冬に咲く桜があります。
いけたのは1月10日、
今年は特に寒いです。

それなのに、もう桜が
いけられるのです。

この桜、普通の地植えだと、
3月下旬から4月上旬ごろに
開花します。

桜はその時期ですよね。

最近は促成栽培によって、
12月中旬から2月中旬にかけて
できるのだそうです。

そういえば、3,4年前から
よくいけているように
思います。

だんだん、出回るのが
早くなってるような

この啓翁桜、山形が産地だそうで、
寒さの中にある枝を
急に暖かい
温室に入れて、春だと
思わせて、早い時期に
咲かせるそうです。

ちょっとかわいそうな感じも
しますね。

早いものは、12月から
出荷されているそうです。

桜が咲くとやはり、
どんなに寒くても、もう
春がそこまで来ているような
なんともいえない嬉しい
気持ちになります。

しかも、この寒い
冬に咲きますので、
開花してからもお花が
長持ちします。

少し、咲いてしまった枝を
購入しても、3月頃の
桜とは違い、結構、長い間
楽しめます。

また、枝がかなりしっかりと
しているので、
そのゴツゴツした力強さと
ピンク色の花の優しい感じとが
両方楽しめ、いけばなには
最適です。

さて、今回の作品は同系色の器と
合わせていけたのですが、

口の広がっている器ですので
しっかりと枝と枝と
組み合わせています。

そして、アンセリウムも
あまりこの季節には
入荷されない花材です。

寒さに弱く、このような冬の
寒い時は、外気にさらされると
すぐにダメになってしまいます。

外があまりにも寒いので、
逆にお店の冷蔵庫の
中にストックされている
場合もあります。

いけ込みに持っていくときは
しっかりと包んで持ち
運びます。

口元にはレースフラワーをいけて
春らしい感じにしました。

器はいつもの陶芸家さん
海老沼彩花さんのもので
この柔らかい色合いの
器は8回目の「花と器展」の時に
登場したものです。

大切に使っています。
ただ、口が広がった器ですので、

外にいけこみにいくときには
時間との競争になりますので、
ちょっと難儀なのです。

下にいくほど細くなって
いきますので、剣山が
うまく
安定しないため

生徒さんがよくおけいこの
時に器の棚から持って
来られるのですが、

いけられずにギブアップ
する場合もあります。

でも、色がなんとも
言えません。
大好きな器です。

柔らかい色ばかりになりましたので、
ドラセナはカプチーノという
種類で、名前の通り
コーヒーの黒い色のようなのです。

真っ黒というか、
若干茶色っぽいところもあり、
光沢があるのも不思議な
感じです。

動画にもしてみました。
動画のことはゆっくりと
また、書こうと思っているのですが

なかなか難しいです。
今回もぼやけてしまうところが
あって、たぶんカメラのせい

というか、私の設定が悪いのか
ピントを合わせようとして
画面が動いてしまうのか、

とにかく、写真とは
雲泥の差、難しいです。

もう少し、きれいな
画面でつくりたいです。

テレビの撮影ってすごいの
ですね。と改めて関心します。

そして、お花は
このあと、桜と相性のいい
大王松を加えていけてみました。

この週末は成人式の
ところがたくさんあるようですから、

おめでたいお花がいいです。

啓翁桜の上の写真の作品は
YouTubeをつくりましたので、
こちらもどうぞ  こちら

やはり、いけばなは楽しいです。

 

 

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