今日は器の口の
大きさについて
気になったので
書いてみました。
色々な器の形状が
ありますが、今日はこんな
感じでとか場所によっては
あんな感じでとか
器は作品にとって
とても重要な要素を
持っていますので、
ということで、前にも
書きましたように
特定の
好きな陶芸作家さんも
現れたりするのです。
お花との組み合わせで
好きな雰囲気になったり
ちょっとな~と
頭をひねってしまうことも
あるのです。
私は、昔からの
定番のようになっている
季節行事のお花などは
特に注意します。
私らしさみたいなものが
表現できたら
長くお花をいけて
いた意味があるかな
と思うのです。
まだまだ~、たぶん
一生磨き続けないと
いけないセンスです。
楽しみでもあります。
ということで、
ついつい、個性的な器を
集めてしまったり、
気に入ったものがあると
ついついゲットしていたり、
花展の度に増えていたりします。
そんな器の中に、たまに
いけにくいと思うものも
あります。
いけやすいという理由で
器を選ぶのは
やめたいと思っているので。
できれば、そのデザインの
イメージに合わせて、
ぎりぎりの妥協でいけたいと
思っています。
そこで、器の口が小さくても
太い枝ものをいけたい
なんてことも
発生します。
長年の技術を屈指して
なるべくぎりぎりのところ
まで、頑張ろうとする。
なんか、ちょっとバカみたいな
話ですが、よくあります。
場合によっては
大きいからいいということも
なく、中で花材がフラフラして
落ち着かないということも
起こります。
まだまだ、器の形状は
すごく奥が深いです。
大きな公共の場所に何げなく
いけてあるお花も
いろいろな苦労があると
思います。
さりげなくいけてあれば
あるほど、
すごく技術があったり
すると思います。
お稽古でも
そこは、追及していきたい
ところです。
技術がなければ
オールマイティーに
いけられないので
そこが、まず、一番最初
かもしれません。
水盤に剣山を入れて
いける勉強とともに
下のような筒状の器も
練習していきます。
結構、細い口です。
そして、まだ、寒いですが
もう、桃の節句が近づいています。
お雛様の桃の花は
定番中の定番です。
すごく個性的ないい形の
器があります。
私は陶芸のことはあまり
よくわかりませんが
肉厚で重厚感があって
安心していけられる器です。
が、口が小さいのです。
直径8㎝ありません。
そこに桃の枝(太いところ)を
いけたいし
太いカラーの茎も3本
いけたい。
こうなると余計な何も
入りません。
ぎゅー詰めですが
枝が放射状に
かみ合って
お互いに支えあって
いるのです。
2日ほど経っていますが、
カラーにもしっかりと
水が上がっています。
3本目のカラーを
いけるときは、
少し、手こずりました。
それでも出来上がると
口が細いので、
広がったところが
美しかったりもします。
これからもいけていきたい
器です。
いけている動画です。
陶芸家のお話は、前の記事に
載せています。 こちら